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南インドリトリートアーユルヴェーダレクチャーシェア会のご報告

藤沢、四谷、そしてスカイプでのシェア会を無事に終えることができました。

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今まで数多くのインド研修をしてきましたが、この夏に訪れたSDJAyurvedalayaでのアーユルヴェーダ体験はとても特殊なものだったと思います。
現地でレクチャーしていただいた内容も、その見解には思わず「なるほどー!」と皆さんが大きく頷くものばかりだったので、現地に行かれていない方々にも、是非聞いていただきたい!と、シェア会を企画しました。

当初は5−6名来てくださったらいいかな〜と思っていたのですが、FBで告知をしたところ、藤沢のラボのキャパギリギリ(オーバー?)17名の方にご参加いただきました。
ありがたいことにまだご希望があったので、プラス10名くらいで都内のスタジオをお借りして、、というお話が、気がつけばあっという間に20名越えで、急遽会場を変更することになりました。
そして、ご遠方の方、藤沢、四谷でご都合の合わなかった方々5名スカイプで3週にわたり開催させていただく、という有り難すぎる大盛況でした。

肝心のシェア会の内容は、、
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-お水の正しい飲み方
-消化機能と消化過程のはなし
-加熱料理と非加熱料理の捉え方
-砂糖の話
-菜食と非菜食について、ヴェーダ文化において菜食は標準的であるにもかかわらずなぜアーユルヴェーダは非菜食なのか
-発酵食への見解
-ローフード、グルテンフリー、腸内環境など最新の医学的見地に対するアーユルヴェーダ的考察
-シローダーラの本来の効能
-トリートメントや薬の処方の基準

と、現地での質疑応答をそのまま再現させていただきました。

通常の講座やセミナーと違うのは、あくまでも「シェア」なので、ドクターがなんと説明したのか、なんのテキストを引用したのか、ということを元に、私が少しわかりやすい補足説明をいれていく、という進め方にしました。
限りなく現地で授業を通訳している時に近い感じです。

このスタイルで、どのくらい皆さんに伝わるのかなあ、と思いましたが、「なるほど!」「納得できました!」「ようやくわかりました!」という反応をたくさんいただけてホッとしました。

このシェア会で、軸になったのは「対象物の見方」です。
現代では、特定の対象物に対し「良いか悪いか」とジャッジして、「悪い」ものを排除しようという考え方が主体です。
アーユルヴェーダは、そのテキストの中で、食べ物や薬などを分類し、それらを定義づけているので、一見現代的な「良いか悪いか」を提示しているようにも見えますが、そうではありません。
対象物に対し客観的な定義づけをし、その質と作用をみて、誰に、どんな時に、どうしたらいいのか、と提示しています。
ですから、同じものでも薬にも毒にもなりうる。
対象物(食べ物や薬)の質と作用だけでなく、その受け皿(身体)の状態によっても変わっていくものだ、という概念のもとに成り立っているのがアーユルヴェーダなので、現代人が簡単に理解できないのかもしれません。

そして、現代の医学や科学より、アーユルヴェーダが優れている、という言い方もしません。
というか、同じ土俵で比較するにはあまりにもその基盤(価値観)が違いすぎるから、、です。
学術的な証明や研究ももちろん大切ですが、かつて先人たちがアーユルヴェーダという学問に何を見て、そして何を伝えようとしていたのか、、正しくキャッチするためには、私たちが「常識」や「経験」を通じて作り上げたものの見方を一旦横に置いておく必要があるのかもしれません。

今回のシェア会にご参加された方々が、長年モヤッとしていたものがスッキリした!という背景には、この違いを認識し、皆さんが純粋にアーユルヴェーダに向き合うことができたからでしょう。

とても有意義で充実したシェア会になりました。

ご参加いただきありがとうございました。

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