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Ayurvedic Herbs ② グドゥチー

インドでは古くから免疫調整のハーブとして使用されてきました。
和名はイボツヅラフジ。
サンスクリット語で別名Amrta(アムリタ:不老不死を与える甘露)と呼ばれ、活力を増強するとされます。
アーユルヴェーダ製剤として使用されている部分はほとんどが茎です

グドゥチー(Guduchi )

ラサ(味):カシャーヤ(渋味) ティクタ(苦味)
グナ(性質):ラグー(軽性)スニグダ(油性)グル(重性)
ヴィパーカ(消化後の味): マドゥーラ(甘味)
ヴィーリャ(薬力):ウシュナ(熱)
トリドーシャへの影響:トリドーシャをバランス

アーユルヴェーダ文献記載のグドゥチーの利点

  • 若返り(Rasayana)
  • お腹の調子を整える(Sangrahani)
  • 体を強くする(Balya)
  • 消化力向上(Agnideepana)
  • 未消化物を排出する(Amahara)
  • 喉の渇きを癒す(Truthara)
  • 灼熱感を和らげる(Dahahara)
  • 血糖をバランスし、尿路の不調に役立つ(Mehahara)
  • 呼吸を快適にする(Kasahara)
  • 貧血に役立つ(Panduhara)
  • 皮膚に良い(Kushta)
  • 関節の不調に役立つ(Vataraktha)
  • 発熱に役立つ(Jwara)
  • 吐き気に役立つ(Vamihara)
  • 心臓に良い(Hrdya)
  • 目に良い(Chakushushya)
  • 性欲増進(Vrushya)

グドゥチーの活用法

グドゥチーパウダー+ギーはヴァータ性の関節の不調に役立つとされています。
グドゥチーパウダー+氷砂糖はピッタ性の皮膚や胃腸の不調に役立つとされています。

季節性のアレルギーが気になるときに、グドゥチパウダーにひとつまみのトリカトゥ(生姜、黒胡椒、長コショウ)とターメリックを混ぜて蜂蜜でペーストにしたものを毎日1〜2回飲むと役立つとされています。

※効果を保証するものではありません

アーユルヴェーダ伝統製法によるグドゥチーの活用

グドゥチーサットヴァチュールナ:足に灼熱感がある時やピッタをバランスしたいとき、免疫を高めたい時に活用されます

グドゥチーサットヴァは、グドゥチーの最高のエッセンス、という意味です。

【グドゥチーサットヴァチュールナの作り方】
1.グドゥチーの茎を綺麗に洗い外皮を剥いて小さくカットします。
2.4倍量の水を加えて半日ほど浸出ささたら茎を潰して澱粉部分を絞り出します。
3.濾し器などで繊維を取り除いた液体をさらに4〜5時間置くと分離します。
4.上澄を取り除き、澱粉部分をトレイに集め、陰干しにして水分を飛ばします。
5.白く綺麗なパウダーが出来上がります。

注意事項

個人にあったアーユルヴェーダハーブの活用についてはアーユルヴェーダ専門家にご相談ください。
なお健康状態に不安がある方は必ずかかりつけ医師やお近くの病院でご相談ください。

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