Ayurvedic Herbs ⑭アムラ – アーマラキー
2021年12月6日
アムラ(アーマラキー)はアーユルヴェーダハーブの中で最も重要なハーブの一つとされています。
アムラは「酸っぱい」、という意味ですが、実際には塩味以外の全ての味を持つとされています。
インドではスーパーマーケットや路上でもアムラ製品に出会うことができるほど、インドの人たちの健康に寄与する伝統的アーユルヴェーダフルーツです。
アムラ(Āmalakī アーマラキー)
ラサ(味):アムラ(酸味)カシャーヤ(渋味)ティクタ(苦味)カトゥ(辛味)マドゥーラ(甘味)
グナ(性質):グル(重性)ルークシャ(乾燥性)
ヴィパーカ(消化後の味):マドゥーラ(甘味)
ヴィールヤ(薬力):シータ(冷)
トリドーシャへの影響:トリドーシャバランス
アーユルヴェーダ文献記載のアムラの利点
- 滋養によく若々しさを保つ(Rasayana)
- 目に良い(Chakshshaya)
- トリドーシャバランス(Sarvadoshaghna)
- ラクタピッタに(Raktapittaghna)
- 精力向上(Vrusha)
- 心臓に良い(Hrdya)
- 灼熱感に役立つ(Daahahara)
- 喉をサポートする(Kanthya)
アムラがトリドーシャバランスする理由
酸味によりヴァータをバランス
甘味と冷性によりピッタをバランス
渋味と乾燥性によりカパをバランス
ドーシャ別アムラの摂取法
・ヴァータ:セサミオイルやお湯と一緒に
・ピッタ:ギーやジャガリーと一緒に
・カパ:ハチミツと一緒に
アムラの活用法
アムラジュースやアムラキャンディなど日常的に取り入れられるアムラですが、冷却作用があるため寒い季節や冷えが気になるときは摂取を控えるかごま油と一緒にとるように教えられます。
アムラ入りのヘアオイルはで頭皮を綺麗にし髪に艶とコシが出ると伝えられています。
アーユルヴェーダ伝統製法によるアムラの活用
- チャワーンプラーシュ:風邪の予防などに重宝されるアムラにスパイスやギーの入ったアーユルヴェーダハーブジャム
- トリパラーチュールナ:健康維持のために様々な用途で使われる3つの果実(アーマラキー、ビビータキ、ハリータキー)を合わせたハーブパウダー
注意事項
個人にあったアーユルヴェーダハーブの活用についてはアーユルヴェーダ専門家にご相談ください。
なお健康状態に不安がある方は必ずかかりつけ医師やお近くの病院でご相談ください。