【過去メルマガ】冬の過ごし方〜間もなく大寒!アーユルヴェーダの養生法〜
配信日時:2013/01/10 21:30
寒い日が続いていますね。
私は昨日、今日と 来月インドで開講するBSS認定コースの 国内集中授業でした。
渡航の準備について ご参加の生徒さん達に現地の様子を説明しておりましたが、
「極寒の日本」 から 「初夏のケララ」 への気持の切り替えはなかなか難しいですね(笑)
二十四節気では1月20日が大寒。
「極寒の辛苦にさいなまれ、降雪の多い時期」
といわれます。
それと同時に、 「春の兆しが見え始める」 時期に入ります。
アーユルヴェーダの古典「チャラカサンヒター」によると
最も寒さ厳しく、また雨や雪など湿気を帯びた季節を
「シーシーラ(厳冬期)」 といい、 この季節の北風が免疫力を低下させ、
カパドーシャの蓄積が進むといわれます。
また、秋からの乾燥し冷たい空気の影響で ヴァータドーシャの増悪にも気をつける時ですので、
・身体を冷やさない事
・しっかり栄養
・十分な睡眠(休息)
が必要です。
特筆すべきは、 冬は外気温が下がることで人間は体内の熱を高く保つことになり
一年でもっとも消化力の高まる時期 といわれています。
組織に十分な滋養をあたえる 例えば、乳製品や米など 栄養豊富な食物をたっぷり摂ることができます。
またこの季節は免疫力を高める食材を積極的に摂る事が大切です。
<代表的な免疫力をたかめる食材>
・ヨーグルトー腸のはたらきを整え、免疫力を高める
・にんじんーT細胞やナチュラルキラー細胞を増幅させるベータカロチンと植物 栄養素が豊富
・にんにくーアホエン、アリシン(にんにくのにおいの元)、そして硫黄化合物には強力な抗酸化素養がある
・ほうれんそうー抗酸化物質を多く含み、免疫力を高める
・さつまいもーT細胞やナチュラルキラー細胞を増やしてくれるベータカロチン が豊富
・大麦ー抗菌作用と抗酸化作用のベータグルカンをたくさん含む
これらの食材と、身体をあたためるスパイス(しょうが、唐辛子、シナモンなど)を組み合わせると季節にぴったりのお料理になるでしょう。