アーユルヴェーダ薬理学&製薬法専門コース2024
ケーララで最も長い120年以上の歴史を持つ伝承医師団の教えや処方を今に伝え続けるPNNM AYURVEDA MEDICAL COLLEGE の薬理学専門科で、医師教育課程で教鞭をとる医師たちから古典医学書に記されているアーユルヴェーダ薬理学(Dravya Guna)と、製薬法(Baishaja Kalpana)を学ぶ専門コースの開催が決定しました。
アーユルヴェーダオイルは日本でもよく知られていますが、通常のアロマオイルなどとは全く異なる独特な製造法でハーブの力をオイルに移しています。
様々なアーユルヴェーダオイルの活用を専門的に安全に実践できるようになるために、アーユルヴェーダ理論から心身の仕組み、薬理学・製薬法を併せて学習が必要なだけでなく、この分野で臨床経験と知識を豊富にもっているアーユルヴェーダ医師や専門家から活用方法を直接伝授していただくことが大切です。
本コースは、アーユルヴェーダオイルだけではなく、古典医学書に記されている基本製薬法を忠実に再現しながら実践的に学習します。
絞り汁、煎じ液、パウダー剤、ペースト剤、浸出液、オイル製剤、タブレット、舐め剤、等。
製薬に必要な器材の素材の使い分け方、正しい加工の仕方、仕上がりのチェック法、など現地でなければ学ぶことが難しい製薬法で重要なポイントを全て網羅します。
また、代表的なアーユルヴェーダハーブ薬理をしっかり学習するために、ハーブのスケッチや写真などを使って各自でハーブ図鑑を作り日本に持ち帰ることができます。
日本ではなかなかみることのできないアーユルヴェーダオイルの原材料も実際に見て、触って、理解を深めていただけます。
更には大切に守られ続けているケーララアーユルヴェーダ処方のアーユルヴェーダオイル症例別活用を臨床経験豊富なアーユルヴェーダ医から直接指導していただきます。本やネットなどの情報を探しても出会うことのできない本物のアーユルヴェーダ実践知識を学べるまたとない機会です。
本コースは2024年度伝統製法アーユルヴェーダオイル勉強会にご参加された方、または薬理学と製薬学の基礎が理解できている方が対象になっています。
【学習度目安】トリドーシャ、ダートゥ、アグニ、オージャス、アーマ、プラクリティ、ヴィクリティについて詳細が理解できている。アーユルヴェーダ療法の基礎(サンタルパナ、アパタルパナ、シャマナ、ショーダナ)、グルヴァディグナ、ヴィパーカ、ヴィーリャ、プラヴァーバについて概念が理解できてている。
基礎学習についてご不安な方は、伝統製法アーユルヴェーダオイル勉強会アーカイブご受講をおすすめいたします。
伝統的な器材を使って製薬実習
アーユルヴェーダハーブに触れながら学習
鍋の素材にも使い分け方があります
アーユルヴェーダ大学の医学生のように図鑑作り
120年前からの古典製法を守る製薬所
大学は南インドの聖なるニラ川のほとりにあります
PNNM AYURVEDA MEDICAL COLLEGE & HOSPITAL
アーユルヴェーダ薬理学&製薬法専門コース2024 (修了証発行)
[開催日程とコース内容]
2024年8月14日(金)〜20日(日)全7日間
・パンチャカシャーヤカルパナ(5つの基本製薬法)実践学習
・チュールナ(粉薬)、カルカ(ペースト剤)、タイラ(薬用オイル)、グリタ(薬用ギー)、レヒャム(舐め剤)、グティカ(錠剤)製薬実践学習
・製薬の道具(真鍮、石、クレイ、そのほか)の選び方
・アーユルヴェーダオイルの症例別活用方法(ケーラリーヤアーユルヴェーダ処方)
・主要アーユルヴェーダハーブ図鑑作りとドラヴィヤグナ理論の実践学習
・アーユルヴェーダハーブ園、野生のアーユルヴェーダハーブ、古典製法製薬所見学
※午前9時〜午後16時ごろまで休憩時間を挟みながらクラスがあります。
※大学病院内に宿泊します。2名1部屋のシェアルーム、食事はベジタリアン料理です。
(個室利用希望はお問い合わせください。)
※英語とサンスクリット語で授業は行われますが日本語通訳が入ります。専門用語もわかりやすく解説いたしますのでご安心ください。
※定員10名
[トレーニングコース開催&滞在場所]
PNNM AYURVEDA MEDICAL COLLEGE & HOSPITAL
Cheruthuruthy – 679 531, Shoranur, Kerala
(最寄空港:Cochin International Airport より車で2時間半)
PNNM AYURVEDA MEDICAL COLLEGE アーユルヴェーダ薬理学&製薬法専門コース 参加費など詳細資料はお申し込みフォームよりご希望をお送りください。
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