AVP Ayurveda Basics Online Course 2024
混じりけのない古典アーユルヴェーダを正しく学ぶことは、現代的解釈によるアーユルヴェーダ理論の誤解や混乱を避け、アーユルヴェーダ本来の「生命観」に沿った生活やケアを実践することが可能になる唯一の方法といえます。
南インドの特定のアーユルヴェーダ伝承医家系(Ashta vaidya や Arya vaidya )が受け継いでいるアーユルヴェーダは、古典に記されたことを深く掘り下げそれを治療として実践するだけでなく、地域の人々や社会的な健康、そしてより良い人生のための啓発を担っています。
昨年(2023年8月)に古典アーユルヴェーダの基礎を正しく学術的に学び実践をすることを目的にしたセラピストトレーニングコースが南インドAVP Ayurveda Hospital & Training Academyで開催されました。
コースが始まって最初に受けた言葉は「人類の偉大な叡智である古典アーユルヴェーダを正しく学び実践するためにはまず自身の準備が必要です。」でした。
今まで経験したことや、それを通じて理解した(と思っている)ことが、本来の”アーユルヴェーダ”を遠ざけてしまうことがあります。ですから、今まで知った(つもりになっている)ことから一旦離れて、アーユルヴェーダという叡智と真摯に向き合う姿勢(スピリチュアリティ)が大切だと教えていただきました。
そうして始まったセラピストトレーニングコースの中でまず初めに学んだ「アーユルヴェーダ基礎理論」。
馴染みのあるはずのドーシャ論、アグニ、ダートゥ、ディナチャリヤ・リトゥチャリヤなど、「そういうことだったのか!」「だからアーユルヴェーダはそれを薦めるのか!」と、頭で理解できるというより、全身の細胞レベルで知性が呼び起こされる感覚を参加者全員が体感しました。
アーユルヴェーダって、生命って本当に素晴らしい。
参加者の中には涙を浮かべる人もいるくらい心震えるアーユルヴェーダ基礎理論の講義でした。
時間をかけて遠く南インドまで足を運ぶことの意味と価値はこういうところにもあるのですが、アーユルヴェーダ学習を継続されているけれど、事情があって南インドに行けないという方々にも是非この感覚を得ていただきたいと、昨年夏からAVPとディスカッションを重ね続けました。
そして昨年現地で学んだ内容と同様の基礎理論クラスを2024年4月29日より、全4回でオンラインにて開催してくださることになりました。
今回クラスをご担当いただけるのはAVPのリサーチセンターに所属されているシニアドクター(上級医師)が含まれています。臨床と研究を担当され、またアーユルヴェーダB.A.M.S、P.G ドクター達への教育も担っています。
・古典からアーユルヴェーダを正しく学びたい
・アーユルヴェーダの理解を深めて正しく実践していきたい
・プロとして本当に役立つアーユルヴェーダを伝えていきたい
・アーユルヴェーダセラピストとして社会貢献をしていきたい
そう願う方々に是非ご参加いただきたいアーユルヴェーダ基礎オンラインコースです。
[開催日程とカリキュラム]
2024年4月29日(月)19:00-21:00 | アーユルヴェーダ序論 | Dr. KAVYA |
2024年5月06日(月)19:00-21:00 | 基礎理論とアーユルヴェーダ概念 | Dr.Uma.V |
2024年5月13日(月)19:00-21:00 | 健康を守る日々と季節の生活法 | Dr.Aramya A.R |
2024年5月20日(月)19:00-21:00 | スヴァスタブリッタ概念(予防健康科) | Dr. KAVYA |
2024年5月27日(月)19:00-21:00 | 復習会 | Kyoko Tajima |
※全クラスZOOMでの開催です。アーカイブ動画は30日間ご視聴いただけます。
※日本語レジメの配布を予定しています。全てのクラスで日本語通訳があります。
※本オンラインコースは7月26日から開催されるAVP Ayurveda Intensive Training Course 2024の必須単位になります。現地研修にご参加を希望される方は本コース受講後にエントリーが可能です。
[AVPアーユルヴェーダ基礎オンラインコース担当医師]
Dr.UMA.V. MD (Ay) AVP Research Foundation Physician & Assistant Research Officer
ウマ博士はコインバトールアーユルヴェーダカレッジ卒業後、マンガロールのカルナタカ・アーユルヴェーダ・メディカルカレッジでパンチャカルマの医学博士号を取得。専門的な学位とともに、ウマ博士はインドの伝統的な知識体系において卓越したことで知られる父アチャリヤ・V・ヴァスデーヴァンからアーユルヴェーダを学んだ。
臨床研究:婦人科疾患、不妊症、妊娠および妊娠後のケア、骨・関節疾患
Dr. ARAMYA.A.R, AVP Research Foundation Senior Research Officer & Senior Physician
タミールナドゥ州チェンナイ出身。ベテランアーユルヴェーダ医師ジャヤクリシュナン博士のもとで研鑽を積む。3年間の臨床経験を経て、AVPのラム・マノール博士の下で研究チームに参加。製薬と臨床研究の両方に携わる。一般診療に11年携わり、筋骨格系疾患の管理を専門とする。ダニエル・ファースト博士とラム・マノール博士の指導の下、膝痛を研究する研究チームに所属する貴重な経験を持つ。
臨床研究:筋骨格系障害,関節障害,靭帯損傷,ヘアライン骨折と非置換骨折
Dr. KAVYA HOHANDAS AVP Ayurveda Hospital & Training Academy Medical officer
チェンナイのSri Jayendra Saraswathi Ayurveda college and HospitalでBAMSを修了。また、最近、応用心理学の修士課程を修了した。現在、メンタルヘルスにおける卒業後のディプロマを取得中。AVP Ayurveda Hospital &Training Academyメディカルオフィサーであり病院のNABHコーディネーターでもある。
ABOUT The Arya Vaidya Pharmacy (Coimbatore)
南インドを本拠地とするThe Arya Vaidya Pharmacy (Coimbatore)は1940年代に設立されて以降、アーユルヴェーダ分野のパイオニアとしてインド全土はもちろん国際的な信頼を得ています。
創設者であるThe Aryavaidyan Shri P. V. Rama Variar( P.V.ラーマ ヴァーリヤー師)によって作られたAVPのビジョンは、息子であるDr. P.R. Krishna Kumar(P.R.クリシュナ・クマール博士)に受け継がれ、1977年、WHOとインド医学研究評議会との協力のもと、関節リウマチに関する初の臨床研究を開始。その後、クリシュナ・クマール博士は様々なプロジェクトを成功させ、AVP研究財団を設立し、RUDRAと呼ばれる臨床記録プログラムを立ち上げました。その驚異的な功績により、クリシュナ・クマール博士は2009年にインド最高の栄誉であるパドマ・シュリ賞を含む複数の賞を受賞しています。
[定員]
25名
現地研修にご参加されない方でもオンラインコースにお申し込みいただけます。
※本年度現地セラピスト研修ご参加定員は12名になります。
[参加費用とお申込み方法]
38,000円(+税)を事前振込にてお願いいたします。
お振込後のご返金は如何なる理由でも致しかねますので予めご了承ください。
下記フォームよりお申し込みをお願いします。
ご送信いただいてから48時間以内に受付のお知らせをメールにてお送りいたします。